Four grunts, an indignant voice asking why
nobody could leavea hat alone, a slammed door,
and Mr Packington had departed to catch
the eight-forty-five to the City.
再度 対訳本からの同じ英文を出します。
前回は Four grunts をやりました。
今回は leave a hat alone
です。
leave a hat alone は、「帽子をそのままにしておく」
という意味です。
indignant voice は、 憤りの声 ですから。
「なんで 帽子をそのままにしておいてくれないのか」
という憤りの声ということになります。
これは、この作品の冒頭の文章ですので、
なんで、ここで帽子のことが突然出てくるのか、
当惑します。
今思うと、この作品の舞台は およそ7,80年前の
イギリスが舞台なのでそのことを考えると、
イギリス人の帽子に対するこだわりから、
この文は それなりに納得できるものです。
おそらく この帽子は 紳士が使う高級なものなのでしょう。
今ならば、そのように推測できますが、初めて
アガサ クリスティーのこの文を読んだときは
ただ当惑するだけでした。
小説を読んでいて当惑したり疑問に思うことは大切です。
そうすることから、考え方や文化的な違いについての
知識が蓄積されてきて、英語の小説が読みが
深まっていきます。
浅山友一