| Back to: Top Page | ||
図を描いて小説を読む英語の小説などを読んでいると、建物の間取りなどいろいろと込み入った形状が出てくることがよくありますよね。 そういうときには、図解しながら読むといいですね。 Ramaという A.C.Clarkeの長大な SF作品があるのですが、それに出てくる宇宙船。この宇宙船は円筒形で、驚くべきはその巨大さです。都市がおさまるくらいの巨大な宇宙船、ただ 読む側としては その内部構造がなかなか把握しにくい。 活字からその内部の込み入った構造を把握するのはなかなか難しいんですよね。こういうときに、ちょっとしたスケッチでもいいから、作品に含めてくれたらと思ったりします。 でも、ないものねだりしても し方がないですから、書かれてある文章を頼りにして パソコン上に自分なりに図形を描いて、なんとか内部構造を把握しようと努めます。そのひとつが下記の図です。
こういうラフな図でも、ないよりは大分助かります。こういう図がないままに読み進んでいくよりも、 あったほうが読解力が格段に増します。
次の文は、Dick Francisの作品に出てくる英文です。主人公の「私」が倉庫にある段ボール箱の上に走り書きした図形を見ているところです。 I looked at Mervyn's handiwork: a hasty curling cross with two diagonals almost joined in a circle on the right side この文中の「私」は、Mervynが箱に手書きした印を見ているのですが、その印はどういう形をしているのか、 この英文に基づいて描いてみてください。 さて、 a hasty curling cross with two diagonals almost joined in a circle on the right side という英文から、 その箱に手書きされたマークはどういう形はなりますか。 まず、curling cross ですね。辞書の Longmanによれば、 curl: to form a twisted or curved shape, or to make something do this Longmanによれば、 cross とは 書かれている内容が間違いであることを示すための ×印 ということですね。 ふつうは、×印は まっすぐな直線が二つ組み合わさって形作られるけれども、この文では curling cross となっています。curl というのは、「髪をカールする」というようなことで、この×印は curlがかかった×印ということになります。
その前にhasty とありますから、急いで書いたのでしょう。急いで書くと どうしてもまっすぐな線にはなりませんね。 diagonalsは対角線のことで、ここでは ×印を形成する二つの線のことです。
その線が右側でjointして丸の形状を 作っているということです。で、 almost joined となっているので、完全には結合していない、つまり円は完全には結ばれていないということを意味しています。
ということで、次のような形になると思います。
赤の矢印で示したのは 私が想定した書き順です。つまりは、ササッと書かれた×印ということですね。
このように、図を描くことで、それまで曖昧であったものが、明瞭になります。英文の理解力が増します。
|
ccc | |
| Back to: Top Page Go to: Next Page | 実践英文法 リスニング学習マニュアル |