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なぜ英語の小説を読むのか

1)小説を読むことを楽しむため

2)英語学習の一環として

英語の小説を読む理由というのは、 上記二つでしょうか。 それで、 1)の 「娯楽として小説を楽しむ」について、 それならば 「日本の小説を読んだほうがいいのでは」と言われることがあります。 小説の読書を純粋に楽しむということならば、 日本語でもいいというか、 いやいや、むしろ 不自由な英語で読むのよりも、 母国語である 日本語のほうがずっといいはずでしょ、 と言われることがありますね。

これについてどう答えるか、 正直言って なかなかうまい答えがない。(笑

外国語である不自由な英語で 小説を読んで、それで 小説のおもしろさが得られるのか。 そんなことなら 日本語で読んだ方がいい。

たしかにそうなんですけどね。

じゃ、不自由な英語で小説を読んで、読書が楽しめないかといえば、けっしてそんなことはない。 おもしろいんですよ、ちゃんと楽しんでいるんですね。

ただ、日本語で読むのよりも、あるていどの面倒くささはあります。時々辞書で単語の意味を調べたりとか、 そういう作業はやりますからね。 そういう作業をやりながらも、なおかつ小説としても楽しむ。 というか、そういう作業も含めて 楽しむという感じでしょうか。さらに言うと、すーすーと読んでしまう日本語の小説のほうが、なにか物足りなさを感じるようになってしまった。

英語の場合は、 しょせん外国語ですから、読んでいる間に立ち止まる回数が多い。でも、今となっては そのことも含めて楽しんでいる。小説を中断しながら読むというのは、それで本当に面白いのかと思うかもしれませんね。

で、本音で言うと、辞書を引くために中断しても小説を読むのが楽しいと感じるのは、 2)の「英語学習の一環として」英語の小説を読んでいるということがあるからなのではないか。 でないと、わざわざ辞書で言葉の意味を調べならが、小説を読むなどという面倒なことは やらないかもしれない。

これは、心理学で言うところの、「動機の内在化」ということなのかもしれません。 動機の内在化というのは、 初めのうちは 「何かの役に立つ」ということでやっていた作業が、時間の経過にしたがって、それを楽しいと感じられるようになることです。 はじめは 親に言われて 嫌々ながらやっていた学校の勉強が、 何年も立つうちに面白いからやるようになるとすれば、それは動機が内在化されたということです。

職場でやっていた仕事が初めは興味がもてなかったが、生活のためということで 無理してやっていくうちに段々と面白くなってくるとか。

で、英語の小説の場合も、同じことはあるかもしれないですね。 たしかに、それは 「英語の学習」のためという面があって、純粋に小説を読むことを楽しむということとは違うかもしれない。でも、ずっとやっていくうちに、それが自分の小説の読み方なんだと思えてくる。 そうなると、日本語ですーと読み進んでいく読書よりも、 むしろこっちの方がよくなる。

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「セルフコントロールの心理学」生月誠 著

ある上位目標の下で、下位目標を設定して、さまざまな試みをする過程で、下位目標が強く動機づけられ、やがて上位目標とは関係なく、その後の行動や思考に影響するようになる場合がある。このような現象を内的動機づけと呼んでいる。

ccc
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